済州特別自治道(チェジュ(さいしゅう)とくべつじちどう)は、大韓民国本土南西部に位置する済州島全体と馬羅島などの付属小島嶼を道としている行政区。
道内には、韓国政府支配地域最高峰の漢拏山がそびえたつ。道都は済州市。南部には2002サッカーワールドカップの開催地、西帰浦市もある。韓国国内で鉄道が通っていない唯一の道でもある。2006年7月1日から済州特別自治道に変更された。
古代には耽羅国として自立した存在であったが、倭、百済、新羅に朝貢して間接的な支配を受けた。日本書紀には日本に朝貢したとの記述があるが、任那の記述同様疑問視する声がある[要出典]。
938年には高末老が高麗に入朝、服属している。1105年高麗は耽羅国号を廃止し、耽羅郡を設置したが、旧支配層の地方支配は認められた。 13世紀に高麗がモンゴル元朝に服属すると、済州島はモンゴルの直轄領となり、大規模な馬牧が設置された。
1294年には再び高麗に帰属し、済州の名称に戻った。李氏朝鮮初期には済州牧が設置されている。
1416年: 済州牧に旌義県、大静県を設置
1864年: 旌義県、大静県を郡に昇格、全羅道観察使の管轄下に置く
1880年: 再び県に戻す
1895年: 二十三府制の施行により済州牧を府に改編し観察使を置く
1906年: 牧使を廃止
1910年: 旌義郡、大静郡の両郡を済州郡に統合
1915年: 郡制を廃止、島制に改編
1946年8月1日: 全羅南道から分離し、済州道制実施(2郡1邑12面)
1955年9月1日: 済州邑が済州市に昇格(1市2郡)
1981年7月1日: 西帰浦邑と中文面を合併し、西帰浦市に昇格
2006年7月1日: 済州特別自治道に改編、済州市と西帰浦市の2行政市になる 初代知事金泰煥。
済州特別自治道の自治体 [編集]
済州市
西帰浦市
読みは大韓民国の地方行政区画を参照。
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行政機構の再編と住民投票 [編集]
済州道は2006年7月1日から、より高度の自治権を付与された特別自治道に移行した。離島である済州道の特殊性を勘案し、外交・国防・司法を除いてアメリカの州のような高度な自治権を認めることとしたもので、韓国政府が2005年11月、同道を特別自治道とするための関連法案を閣議決定し、2006年2月に国会で可決された。
これに伴い市・郡といった基礎自治体の再編の検討もなされ、これについて済州では初となる住民投票が行われた。これは現行制度を当面維持する「漸進案」と、基礎自治体の議会廃止・市長の道知事による任命・郡市の統合等を行う「革新案」とを選択するもので、「革新案」が採択された。 なお、この住民投票においては永住権を持つ外国人にも投票権が与えられ、注目された。
この投票結果を受け、特別自治道への移行と同時に、済州市と北済州郡、西帰浦市と南済州郡を統合し、自治権を持たない行政市としての済州市と西帰浦市が発足した。